インフルエンザについて

 インフルエンザウイルスは8つに折れ曲がったRNAをもったウイルスです。A型、B型、C型があり、基本的にはBC型はヒトのみが自然宿主ですが、A型はヒト、ブタ、ウマ、トリなど様々な動物を自然宿主とします。
 馬や豚は、流行性呼吸器感染症を、鳥類には地域流行性および流行性の全身性あるいは呼吸器感染症を起こします。また、頻度は少ないですが、豚から人へ感染することもあります。
 基本的には、身の回りのペットであるイヌ、ネコ、ウサギ、ハムスターなどは人のインフルエンザに感染しません。ただしフェレットは人のインフルエンザに感染しますので、お互いに気を付けてください。(つまり、人 
 フェレット間の感染が成立します)
 フェレットは眼脂、鼻水、鼻づまり、クシャミ、熱、下痢、時に食欲不振、脱水等を起こします。投薬により12週間で回復する例が多いため、ワクチン接種の必要はありません。
 ただしインフルエンザは変異をすることが特徴のウイルスです。状況が変わってくることも考えられますので、最新情報には注意してください。